国語に関する7つの誤解

誤解その1.中学受験の合否は算数で決まる

投稿日:2018年3月6日 更新日:

誤解その1.中学受験の合否は算数で決まる

中学受験において国語の勉強が後回しになってしまうというご家庭が多いような気がします。猛スピードで進む算数についていくため、算数に費やす時間が多くなってしまうことが国語が後回しになる原因の一つでしょう。

では、「算数で合否が決まるのか?」というと実際はそうでないように私は感じています。算数で決まるのは受験校であり、合否を決めるのは国語ではないかと思います。

仕事柄、私は多くの受験生の受験校と合否の結果を知っていますが、4科目でほぼ同じ偏差値であれば国語が得意な子の方が合格している確立は高いです。中学受験では算数が最も重要と思われがちですが国語こそが合否には直結しています。

では、なぜこのようなことが起こるのかというと、算数は志望校の偏差値によって問題の難度がある程度は決まってきます。そのため、出題される問題のレベルによって出来不出来の差が明確に出てきます。

つまり、算数の能力が受験校の出題レベルにまで達していないとまったくといっていいほど算数で点数が取れずその学校を受けることが難しくなります。こういった理由から算数の能力によって受験校が決まってくるのです。ですから、塾は算数に力を入れてくださいということを言うのです。

さて、こうなってくると同じ学校を受けている子ということは算数の能力に関しては多少の差はあるとはいえほぼ同程度と考えることが出来ます。

すると算数の能力がほぼ同じと考えると合否の鍵を握るのは残りの国・社・理の3科目です。ただ、理科と社会は能力というよりも最後にどれだけ覚えたか?によって決まってくるので同じ学校を受ける子であれば能力にさほど大きな差はつきません。

しかし、唯一国語だけは入試直前で急激に得点力をあげることができる科目ではないために同じ学校を受ける子の中でも大きな差が生じています。ですから、国語ができる子ほど合格率が高くなるという現象が起こるのだと思います。

また、国語という科目は国語の点数だけを決めるわけではありません。当然のことながらすべての試験問題は日本語で書かれています。ですから設問の内容の意味を読み取ることができなければ解答することができません。

普段の勉強についても同じことが言えます。テキストは日本語で書かれていますから読解力がなければ理解力にも差が出ます。
国語が苦手なために他の科目もできないということが起こってしまうのです。

算数の出題範囲は膨大ですから算数に時間を費やしてしまうのも分からなくはありません。また、国語の勉強方法が良く分からず、家で勉強がやりづらいということもあると思います。しかし、国語ができないために最後の最後まで(つまり入試本番)苦しむ子が多くいます。一生懸命に頑張っているお子さんの努力をムダにしないために算数だけでなく国語にも力を注ぐようにしてください。

国語を制することが中学受験を制することになります。受験は総合点勝負であり国語と算数の配点はほとんどの学校で同じなのです。

国語の学習時間は少なくありませんか?もう1度国語の学習時間を考えてみてください。

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