【国語の達人】中学受験の合否は国語で決まる!読解力を上げる勉強法

接続語(接続詞)で文章のつながりをとらえる

文章を読んでいく上で重要なことの1つに文章を予測しながら読むということがあります。
次にくる文章を予測し文と文、段落と段落のつながりをより早くより正確にとらえることが
できるようになります。

それはそのまま文章をすばやく理解して読むことができるようになることを意味します。
国語の得意な人はこの予測ができるために文章を早く正しくとらえることができますし、
逆にいえば、次にくる文章の予測ができるようになれば読解が得意になるということです。

そして次にくるであろう文章の内容予測するために重要なものが接続語(接続詞)です。
接続語は言葉と言葉、文と文、段落と段落をつなぎ合わせるための言葉であり、
種類によって働きが決まっているため次にくる内容が予測することが可能になります。

接続語(接続詞)が出てきたらかならず囲む

接続詞が出てきたら□で囲むで囲む習慣をつけてください。
なぜかと言えば、設問の答えのヒントとなる部分の多くが接続詞の前後の文章である
確率が高いからです。

あらかじめ□で囲むで囲んでおけば後で探す際に一目で見つけることができるので
解答時間の短縮につながっていきます。

なお、接続詞についてはこのページの下部に一覧でまとめてあります。
接続語がそもそも分からないという方はまずは接続語を覚えることから始めてください。

文章を予測するために重要な接続語(接続詞)

文章を読んでいく上で重要な接続詞は次の4つです。
※「逆接」や「換言」といった用法名は覚える必要はありませんが働きと代表的な接続詞は
  かならず覚えるようにしてください。

・逆接… 前の文とは逆の内容で後ろの文につなげる働き。
       [代表的なもの] しかし、だが、ところが、けれども

・換言… 前の内容を言い換えたりまとめたりする働き。
       [代表的なもの] つまり、ようするに、すなわち

・理由… 前の内容の理由を説明する働き。
       [代表的なもの] なぜなら、というのは

・例示… 例を示したり、具体例をあげて分かりやすく説明する働き。
       [代表的なもの] たとえば、いわば

逆接の後には筆者の主張が書かれる可能性が高い

逆接の接続詞には前の内容を否定する働きがあります。
否定するということは逆接の接続詞より前の内容について筆者は重視していないという
ことになります。

文章に限らず自分の意見の正しいことを強調するために
あえて前の文を否定してから自分の意見を述べるという方法をとることがあります。
ちょっと次の例文を見てください。

例) 私は犬を飼っています。しかし私は犬が好きではありません。

この文で言いたいことは犬を飼っていることではなく犬が嫌いだということです。
もちろん、ただ単に「私は犬が好きではありません」と書いても意味は同じです。

しかし、「犬を飼っています」という文を書いてから否定することによって
ただ「犬が好きではない」と書くよりも相手に強い印象を与え筆者の主張が強調されます。

説明文や論説文では自分の主張を分かってもらうために書く文章ですから
読み手に対してより強い印象や説得力を与えるためにこの手法がしばしば使われます。
ですから、逆接の後には筆者の主張が書かれることが多くなります。

換言の後も筆者の主張が書かれやすい

次に換言の接続詞ですが、この後ろにも筆者の主張が書かれやすくなります。
なぜなら換言は読んで字のごとく「言い換え」です。
つまり、読者により分かりやすいよう言い換えてまとめてくれているのです。

簡単にいえば「いろいろ書いてきたけど結局はこれがいいたいんだよね〜」というときに
換言の接続詞が使われてその後にまとめが書かれます。

筆者がわざわざまとめてくれているのですから筆者の主張が書かれることが多くなります。
ただ、注意点としては換言の接続詞は「説明」をまとめるときにも使われます。
この場合には換言の接続詞であっても筆者の主張が書かれませんので注意してください。

理由のあとは詳しい説明が書かれる

理由の接続詞は詳しい理由説明をする際に使われる接続詞です。
普通に考えれば「なぜなら〜」とくれば前の文を説明していることは分かると思います。

また、設問パターン「筆者の主張の理由を問う問題」の解答候補になりやすい文ですので、
次の文を予測することはもちろん正解にたどりつくためにも重要なものになってきます。

これとは逆に順接の接続詞「だから」などは前で説明したことの結果が次に書かれるので、
順接の接続詞「だから」の場合は前の文が理由説明の文になっていることが多くなります。

例示の後は具体例

これはほとんど説明する必要はないかと思います。
「たとえば」と書かれていれば当然その後はたとえ話が書かれるので具体例になります。

しかし、具体例はあくまで分かりやすく説明するために用いられるものですから
文章においてはそれほど重要ではなく読み飛ばしても問題は起こりません。

ただ、具体例を問う問題がありますので何について書かれた具体例なのかということと
どこでその具体例が終わっているのかだけはしっかりとチェックしておいてください。

おもな接続語(接続詞)とその働き

知っておいた方がよい代表的な接続語を表にしておきました。
最低限、働きは覚えておくことと文中で出てきたときに気がつけるようにしておいてください。

順接前に述べた内容について順当な結果をつなげる。
例:だから、したがって、それで など
逆接前の文とは逆の内容で後ろの文につなげる。
例:しかし、だが、けれども、ところが、でも など
並立
(並列)
前の文の内容と同じ内容を対等にならべてつなげる。
例:また、ならびに、および など
添加前の内容に後の文の内容をつけ加える。
例:そして、さらに、しかも、さらに など
換言詳しく説明したり、言い換えてまとめる。
例:つまり、すなわち、ようするに など
例示例を示したり、具体例をあげて分かりやすく説明する働き。
例:たとえば、いわば など
理由前の内容の詳しい説明をする。
例:なぜなら、というのは など
補足補ったり、例外や条件をつけ加えたりする。
例:ただし、なお、ちなみに、もっとも など
選択前の内容と後ろの内容を対比したりどちらかを選ばせたりする。
例:あるいは、または、もしくは、それとも など
転換前の文や段落の内容から話題を変える。
例:ところで、それでは、さて、では など
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