【国語の達人】中学受験の合否は国語で決まる!読解力を上げる勉強法

物語文の出題パターン

物語文で問われる設問のうち約7割が登場人物の心情についての設問です。
心情そのものを問われたりその心情になった理由やきっかけとなる出来事が問われます。
また、心情以外で問われるものとしては場面分けや情景描写といったものになります。

物語文では「誰に関することか?」「どの場面のことか?」に注意が必要です。
思い込みや想像で解答しないように人と場面に気をつけて答えるようにしてください。

物語文でよく問われる出題5パターン

物語文の出題パターンは大きく分けて次の5つに分類することができます。
(※文章内の漢字や慣用句などの語句や文法の出題は除いています。)

1.登場人物の心情を問う問題
  例)傍線1とありますがこのときの少年の気持ちを答えなさい。

2.登場人物の心情が変化した理由を問う問題
  例)傍線2とありますがなぜ少年はそのように感じたのですか。

3.登場人物の性格を問う問題
  例)この物語を通じて主人公はどのような人だと考えられますか。

4.場面分けを問う問題
  例)この物語を2つの場面に分けるとしたら後半はどこからになりますか。

5.情景描写に関する問題
  例)傍線部5とありますが少年のどのような様子を表していますか。

これ以外にも空欄補充や指示語の指す内容といった設問も説明文と同様出題されます。
そちらについては説明文・論説文の出題パターンをご覧ください。

登場人物の心情を問う問題

物語文で最も出題頻度の高いタイプの設問です。
大事なことは文章中でどのように書かれているかでありどう感じたかではありません。
個人的な感想や自分ならこう思うといったことは何の意味もありません。

物語文でも答えは1つです。
そして答えはかならず文章中に書かれていることであり個人の感想ではありません。
出題者側から言えば「お前の意見は聞いてねえ」の一言で終わりです。

このタイプの出題は「どのような気持ちですか。」や「どう思っていますか。」といった
文末が多いので一目で判断しやすい形になっていると思います。

解答をさがすときに気をつけること次の2点です。
・誰の心情が聞かれているのかを確かめる
・問われている場面と同じ場面から解答をさがす

また、登場人物の心情は次の場所に書かれていることが多いので解答をさがす際には
まず次の場所から探していくようにしてください。

【登場人物の心情を問う問題で解答になる可能性の高い文】

 1.設問で問われている人物の会話文
 2.設問で問われている人物が主語の心情語(うれしい、かなしい など)を含む文
 3.設問で問われている人物の表情や態度の描写

 心情の読み取りでは人物の表情や態度・情景描写などの間接的な心情で
 差がつきますので人物の行動や出来事に注意して心情の変化に気をつけて
 いくようにしてください。

登場人物の心情が変化した理由を問う問題

物語文では登場人物(特に主人公)の心の動きが大きなテーマになっています。
そして心の動きは出来事を登場人物がどのように受け止めたかによって変わります。

物語文は、[できごと]⇒[心情の変化]⇒[行動]という描写が繰り返されますので
話の中で最も大きな出来事の場面に注目すると心情の変化が分かりやすくなります。

詳しくは「登場人物の心情とその変化をつかみとる」で説明していますので
そちらをご覧になさってください。

登場人物の性格を問う問題

登場人物の性格は「明るい」、「まじめ」といった直接的な言葉でかかれる場合と
外見や行動などによって間接的に表現される場合があります。

これらも決して主観や思い込みで解いてはいけません。
文章中に登場人物の性格を示す言葉や行動、身に着けているものなど書かれています。
それらのものを手がかりにして解答していくようにしてください。

詳しくは「登場人物の人物像(性格・外見)に気をつける」で説明していまので
そちらをご覧になさってください。

場面分けを問う問題

物語文はいくつかの場面からできています。
そして前の場面から次の場面への変わり目を問われるのがこのタイプの設問です。

場面を読み取る上で大切なことは時間と場所と人物の増減です。
この3つのうちどれかが変化したら例外はありますが場面が変わったと考えてください。

【場面分けの手がかり】

 1.時・時間の変化を表す言葉
   例)朝、昼、晩、9時過ぎ、日が高くなる、日が沈む、夕焼けに染まる など

 2.場所・場所の移動
   例)学校、公園、家に帰ると、目的地についた など

 3.人物の増減(移動)
   例)母親が再び部屋に入ってきた、気がつくとあたりに人はいなかった など

場面分けの際の人物はかならずしも登場人物である必要はありません。
その人たちが移動するのにある程度の時間を必要とする場合であれば時間は変化して
いると考えてかまいません。

情景描写に関する問題

物語文では登場人物の心情などを直接的にいわず物や景色でたとえて表現したり、
天気などで何かを暗示したり象徴的なもので表現することがあります。
これらのことが一体何を示しているのかを読む取るのがこのタイプの設問です。

物や景色といったものは物語によって表していることが異なりますが
天気や象徴といったものはある程度は決まっているのでどんなことを意味しているのかを
あらかじめ覚えておく方が良いかと思います。

詳しくは「情景描写に気をつける」で説明していますのでそちらをご覧になさってください。

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