物語文の読解

物語文の特徴と読み方

投稿日:2018年4月19日 更新日:

物語文を読む上で注意して読まなくてはいけない場所が次の3か所になります。ここに気をつけて読むようにするだけでもずいぶんと変わってきますので非常に重要です。

・登場人物
・場面(時間・場所・人の移動)
・会話文

この3つの中でも特に重要なものが会話文です。会話文をただの会話として軽く読み飛ばしてしまっていると物語文で点は取れません。心情の多くが会話文で表現されているので細心の注意を払って読む必要があります。

登場人物を整理する

まずは登場人物です。説明文・論説分で「話題をつかむことが重要」と書きましたが、物語文でもそれは同じです。そして物語文での話題は「誰(=人物)の話なのか」ということです。

・誰が出てきているのか?
・誰がその場面での主人公なのか?

最低でもこの2つのことをしっかりと確認して読むようにしてください。また、主人公は1人称(僕、私など)で書かれている人物が必ずしも主人公とは限りません。最も心情が変化した人がその場面の主人公ですので気をつけてください。

場面は時間・場所・人の移動で変わる

場面の読み取りは設問で問われるだけでなく心情の変化を読み取るためにも必要です。次のような場合に場面が変わるのでしっかりと覚えておいてください。

・時間の変化
そのままずばり時間(朝・昼・晩なども含む)が書かれることもあれば太陽の動き(日が沈み始めた など)で表現されることもあります。

・場所の変化
場所の変化がない話もありますが場所を移動した場合は場面が変わります。地の文で場所が書かれている場合はかならずチェックをしてください。

・人の移動
登場する人物の数が増減は時間の経過を意味しています。例えば「母親が部屋に入ってきた」という描写がある場合は母親が入ってくる前と入ってきた後では別の場面扱いになります。多くの場合、地の文で人物の増減が描かれますが描かれない場合もあります。こういう場合は会話文から判断するようにしてください。

心情は会話文にあらわれる

物語文では登場人物の心情を会話で表現します。登場人物の心情が物語文で最も注意するべきものですか会話文が特に重要です。
誰の会話なのかを注意深く読み取り違えないようにしてください。

会話文が連続して書かれることがありますが、必ずしも交互に書かれるわけではないので口調や内容に気をつけて話している人物を間違えないようにしてください。会話の主を間違えると話が分からなくなってしまうこともあるので要注意です。

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