物語文で重要なことは、
場面の情景・登場人物の心情などを正確に読み取ること
ただこれだけです。
これさえできればどんな問題でも解くことができますし、これ以上のことをやる必要もない。
言葉で書くのは簡単ですが、
多くのお子さんがこの「心情を正確に読み取ること」ができていない。
なぜできないのかというと登場人物に感情移入してしまうからです。
・自分ならこう思う
・僕なら私ならこういった行動をする
などと勝手に物語を作り上げていってしまっているのです。
そうです。文章を読まずに想像してつくってしまっているのです。
物語文で重要なことは徹底的に感情を排除すること。
それが出来ない限り物語文で得点をかせぐことは決してできません。
ここが受験国語の難しいところです。
小学校では「どう思うか?」というように個人個人の意見や考えというものを重視します。
でも、受験ではそんなことどうでもいいのです。
・書かれていることが読み取れているのか?
・出題者側の意図が分かっているのか?
といったことにしか興味を持っていません。
受験では正解は1つしかありません。これは国語にだっていえることです。
答えがひとつということは客観的なものでなくてはいけません。
お子さんがどう感じようがそんなものは学校側にしてみれば知ったこっちゃありません。 「そんなこと聞いてねえよ。」の一言で終わりです。
では、どうすれば感情を排除した読み方ができるのか?
それは、
文中に出てきた心理描写に注目して、それが何をさしているのかを文中から見つける。
ただ、心理描写は直接描かれているものと間接的に描かれているものとがあります。
直接的な描写は誰でも読み取ることができるのですが、 多くのお子さんが間接的な描写の読み取りに苦しんでいます。
物語文の得意な子と苦手な子はこの間接的な心理描写の読み取りで差がつきます。
この読み取りをできるようになるには、
1.登場人物の性格・行動の記述
2.複数の人称の一致
3.会話の話し手の確定
4.時間軸の変化
5.場面の転換
以上の5個に気をつけて読んでいけば間接的な心理描写は理解することができます。 これについてはあとでご説明いたします。
次に中学入試で出される物語文の出題パターンをご説明します。 |