【国語の達人】中学受験の合否は国語で決まる!読解力を上げる勉強法

具体例を見つけ出す

筆者の考えや意見を詳しく、より分かりやすく説明するために使われるのが具体例です。
つまり、実際に起こったことやたとえ話、具体的な名前を上げるなどした「補足説明」です。

具体例を見つけ出すことが出来れば具体的事例の読み取りの問題はもちろん、
主張の理由の読み取り、内容吟味といった問題に解答するための明確な根拠となりますので
しっかりと見つけることが出来るようにしておきましょう。

具体例は始まりと終わりを意識する

具体例を見つけることは重要ですが、筆者の主張を分かりやすくするためのものなので
文章を理解するという点では具体例の内容はあまり重要ではありません。

また、具体例は分かりやすく印象にも残ってしまうため
筆者の主張を正しくつかむためにはむしろ軽く読み飛ばすぐらい方が良いです。

ただ、設問で具体例の内容を問われることもあり完全に読み飛ばすわけにはいけません。
そこで重要になことがどこからどこまでが具体例なのかを判断できるようになることです。
ですから、具体例がでてきたら始まりと終わりを意識するようにしてください。

具体例を見つけるためには次の3か所に注目してください。
1.接続詞「たとえば」
2.上位語と下位語
3.比喩を使った表現

例示の接続詞の後

もっとも具体例を見つけるのが簡単なケースです。
接続詞の「たとえば」があるのでこのあとは具体例がかならず続いてきます。

「接続語(接続詞)で文章のつながりをとらえるで接続詞を□で囲むで囲むと書きましたが、
この「たとえば」も□で囲むで囲み、またその後の文を『  』でくくっておいてください。

例)
近頃はコミュニケーションの方法も様々に変わってきた。
たとえば、携帯電話やメールといったものを若者だけでなく中高年までが使うように
なってきた。
                    ↓
近頃はコミュニケーションの方法も様々に変わってきた。
たとえば携帯電話やメールといったものを若者だけでなく中高年までが使うように
なってきた。

このように括弧で囲んでおくと設問で具体例を問われたときにもすぐに見つけることができ、
答えを探す時間を短縮することができます。

上位語と下位語

具体例を見つけるヒントの2つ目は上位語と下位語です。
上位語とはまとめられた言い方であり、下位語とはくわしく分けた言い方です。
乗り物を例にとって表にまとめると次のようになります。(左に行くほど上位語です。)

乗り物自動車乗用車
バス
F1カー
豪華客船
漁船
モーターボート
飛行機ジャンボ機
セスナ機
戦闘機

下位語の含まれている文章が上位語の含まれている文章の具体例になっています。
文中で上位語と下位語を見つけた場合は、この二つを□で囲むで囲んでおいてください。

例)
ひとくちに環境破壊といっても大きなものから小さなものまである。
森林伐採やオゾン層の破壊など地球規模のものからタバコのポイ捨てなど
個人レベルのものまで様々である。

                    ↓

ひとくちに環境破壊 といっても大きなものから小さなものまである。
森林の伐採オゾン層の破壊など地球規模のものからタバコののポイ捨て など
個人レベルのものまで様々である。

このように上位語と下位語を囲んでみると文の構造も分かりやすくなり、
「森林伐採〜」の文が「ひとくちに〜」の文の具体例になっていることが分かると思います。

上位語と下位語に注目すると文章の構造が分かりやすくなります。
普段から「この言葉の上位(下位)語はなんだろう?」と考える習慣をつけさせてください。
お子さん一人で無理であるならばたまにあなたがお子さんに出題してもいいと思います。

比喩表現

文中で比喩が使われている場合も具体例を探すヒントになります。
比喩とは実際の事柄の形や動きを別のものの形や動きに見立てた表現方法です。
3種類の比喩表現がありますのでしっかりと判断できるようにしておいてください。

1.直喩(明喩)
  比喩であることを具体的に示す言葉(「まるで」や「ように」など)を用いた表現です。
  (例)洪水のように情報があふれている

2.隠喩(暗喩)
  「ように」などの言葉を省き、実際の事柄と別のものとを直接結びつける表現方法。
  (例)情報の波にさらわれる

3.擬人法
  人間でないものの動きや様子を人間の動きや様子にたとえる表現方法。
   (例)情報がひとり歩きをする

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