同意語と反意語は読解問題を解く上で非常に役に立ちます。
文のつながりを理解するためはもちろん、同意語と反意語に着目するだけで 難なく解けてしまう問題も結構多いです。
特に接続詞補充の問題や指示語の内容を答える問題には強さを発揮します。
そして、内容吟味の問題でも重要な手がかりになりますので注意を払うようにしてください。 |
同意語に着目すると次のような問題はすぐに解けます。
例:( )に入る接続詞を下の(ア)〜(エ)の中から選びなさい。
日本では子供をほめるときに頭をなでることがある。
( )、タイで子供の頭をなでる事は侮辱したと思われてしまいます。
(ア)そして (イ)つまり (ウ)しかし (エ)なぜなら
解答:(ウ)
「ほめる」と「侮辱」に着目してください。
対の意味になっていますから( )に入るのは逆接の『しかし』になります。 |
同意語に着目して次の問題を考えてみてください。
例: 漢字の文字数は世界一といわれており、『大漢和辞典』には4万9964字が収められ ている。戦後になって常用漢字として制限をした理由は多くの漢字を習得するには時 間がかかり数学や理科の勉強が犠牲にされてしまうと心配する論があったからだ。 しかし、私はこうした考えに賛同はしない。むしろ漢字という複雑な文字を多くの時間を かけて学ぶことが大切だと思う。
問:下線部の 『こうした考え』 とありますがどういった考えですか?
解答:漢字を習得するには時間がかかり数学や理科の勉強が犠牲にされてしまう という考え
下線部の一行前の「心配する論」と「考え」が同意語です。 これに気がついてしまえばすぐに解答が導き出せます。
一見、複雑に思える文章であっても同意語や反意語をヒントに
文章のつながりを解きほぐしていけばすんなりと解答にたどり着くケースは多々あります。
読解が苦手というお子さんのほとんどが見た瞬間に難しいと思い込んでしまいます。 しかし、同意語や反意語を見つけることができれば難しさも半減します。 ぜひ、普段からゲーム感覚で同意語と反意語を探す訓練をやってみてください。
また、同意語と反意語で解くにはいかに語句を知っているかが重要になってきます。 熟語を覚える際には同意語や反意語といったことも一緒に覚えるようにすると効率的です。
一日少しずつでいいので語彙力を増やしていってください。 |