【国語の達人】中学受験の合否は国語で決まる!読解力を上げる勉強法

登場人物の人物像(性格・外見)に気をつける

登場人物の人物像を読み取ることも物語文では大切になります。
というのもまったく同じ会話であってもそこで表現される心情は性格によって異なります。

例えば、「私はそんなことしてほしいとは頼んでいない」という会話があったとします。
発言した人が素直になれない人であれば「本当は感謝している」と読み取れますし、
一方で人に頼りたくないと思っている人であれば「不愉快」と読み取れることもあります。

つまり、会話から心情を読み取るためには発言する人の性格を理解する必要があります。
ただ単に言葉だけで心情を決めてしまうと誤った読み取りをしてしまう可能性があるのです。
そうならないためにも登場人物の人物像に気を配る必要があるのです。

また、物語文では、なぜそういった行動を取ったのか?といった理由を問われる設問や
登場人物(特に主人公)の性格そのものを問われるが問題が出題されることがあります。
そのために登場人物の性格をしっかりと読み取れるようにしておいてください。

登場人物の人物像(性格・外見)を読み取る方法

登場人物の性格や人柄を読み取る方法は大きく分けて3つあります。
問題文の中で次のようなことが出てきたら印などをつけてチェックするようにしてください。

・性格や人柄をそのままずばり表す言葉から読み取る方法
・登場人物の言動・行動・考えから読み取る方法
・登場人物の外見描写から読み取る方法

性格というものはひとつの側面だけではありません。
例えば「優柔不断」と「慎重」というのはある意味で裏表の関係にあります。
これらは場面によっても変わることもあるので注意してください。

また、初めのうちは性格の読み取りをそれほど厳密に行う必要はありません。
その人物がプラスイメージの人なのかマイナスイメージの人なのかという2つぐらいに
大ざっぱに分けておくといいかと思います。

性格や人柄をそのままずばり表す言葉から読み取る方法

文章中にそのままずばり地の文や登場人物の会話に書かれていることがあります。
例えば、「明るい」、「やさしい」、「意地悪」、「気が利く」などです。

気をつけて欲しいのは会話中に書かれているものです。
会話中に書かれているものはあくまで話し手が考えている性格であって他の登場人物は
そう思っていないケースがあります。

話し手はだれなのか?ということに注意して読むようにして下さい。
他の文でそれを否定している描写などがある場合もありますので1つの文だけで
性格を決めつけないようにしてください。

登場人物の言動・行動・考えから読み取る方法

登場人物の行動描写によって性格を表すことがあります。
次の文を見てみてください。

例)周りのクラスメートは、ほうきで遊んでいるが達也君はもくもくと掃除をやり続けた。
   ⇒責任感が強く、まじめな性格を表している

上の文ではどこにも『まじめ』という言葉がありません。
しかし、「クラスメートは遊んでいる」「達也君はもくもくと掃除をしている」と 行動を
対比することで達也君の『まじめさ』というものを表しています。

登場人物の外見描写から読み取る方法

登場人物の性格や人柄や状態を外見で表現することがあります。
次の文を見てください。

・目出し帽をかぶった男⇒あやしい
・エリの汚れたよれよれのシャツを着た男⇒だらしがない
・赤ら顔でヨロヨロと歩いている男⇒よっぱらい

外見描写から性格を読み取るときも主観で読み取ってはいけません。
文中のほかの部分にも性格を表す表現があるはずなので総合的に読み取って下さい。

初めのうちは行動や外見描写から性格を読み取ることは難しいかもしれませんので
むりに読み取ろうとはせず直接的な言葉を中心に読み取って行ってください。

ただ、日頃から性格に気をつけようという気持ちで読んでいけば、
しだいに行動や外見描写などからでも読み取れるようになっていくと思います。

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